ソフトバンク
ソフトバンクでんきとおうち割は本当にお得か?料金プランとメリットを解説

2016年4月1日より、ついに電気小売自由化が始まりますが、その中でも注目を集めているのが大手通信会社ソフトバンクが始める「ソフトバンクでんき」です。
従来の東京電力などと比べ、とてもお得になるとCMなどで宣伝していますが、はたしてそれは本当なのか、料金やプランを詳しく見ていこうと思います。
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4つの料金プラン
まず、ソフトバンク電気には4つのプランがあります。
①スタンダートプラン
電気をあまり使わない、単身・夫婦共働きの方向け。
②バリュープラン
3~4人家族向け。最初の300kWhまでは定額7,020円となっており、それを超えた分は普通に加算されていきます。
また、300kWhも使わなかった場合は、余った分をTポイントやスマホのデータ容量として貰えます。
③プレミアムプラン
4人以上の大家族向け。こちらも最初の400kWhまでは定額9,700円ですが、余った分がTポイントやデータ容量として還元はされないのでご注意ください。
④FITでんきプラン(再生可能エネルギー)
太陽光や風力、地熱による発電という再生可能エネルギーを使用しています。
料金面での特徴はないのですが、環境問題や原発問題などが気になる方には、エコで良いのではないでしょうか。
Tポイントとおうち割
また、全てのプラン共通で、電気代1,000円につき5ポイントのTポイントが貯まります。
さらに、「おうち割でんきセット」として、ソフトバンクの携帯電話や固定回線に加入していると、その料金が2年間・最大300円の割引が受けられます。
実を言うと、ソフトバンクでんきに加入するためには、ソフトバンクの携帯電話か固定回線と契約をしている必要があるため、このおうち割でんきセットは必ず受けられるサービスなのです。
料金は加入するプランによって異なり、③プレミアムプランが最大額の毎月300円(2年間で7,200円)の割引で、その他のプランは200円(2年間で4,800円)の割引となっています。
少し話は逸れますが、ソフトバンクの携帯電話を利用しており、さらに固定回線もソフトバンク系列に換えると、「おうち割 光セット」としてスマホの料金が毎月最大2,000円も割引されます。
このように、携帯電話、固定回線、電気の3つ全てをソフトバンクでまとめると、月々の料金がとてもお得になるのが、おうち割のメリットなのです。
料金シミュレーターで確認
さて、Tポイントやおうち割でんきセットがついてお得と言っても、どちらも少額で効果を実感しにくいですし、基本の電気料金の方が気になることでしょう。
そこで、詳しい電気料金を知りたい方のために、ソフトバンクでんきのサイトには「料金シミュレーター」が設置されています。
これで予め電気料金を確認できるので、損をするか得をするか一目で分かります。
ただ、先に結論を言ってしまうと「電気使用量が多い人は得をするが、少ない人は損をする」ので注意してください。
試しに「東京電力」「従量電灯B」「30A」「電気料金:5,000円」でシミュレートしてみると、結果はこうなりました。
Tポイントやおうち割の分で2,345円のお得になってはいますが、電気代そのものは2年間で4,355円の増額とむしろ損をしています。
しかし、先程と同じ条件で「電気料金:15,000円」に変更して計算してみると、結果は大きく変わります。
電気代も2年間で10,740円のお得と、従来の電気会社よりずっと安くなりました。
つまり、1人暮らしの方は節約になるどころか損をする可能性もありますが、大家族の方なら間違いなく料金を節約可能なのです。
販売エリアと契約条件
最後に注意点ですが、ソフトバンクでんきは東京電力エリア・中部電力エリア・関西電力エリアの3箇所でしか販売の予定がなく、全国どこでも契約できる訳ではありません。
例外として北海道電力エリアでは「FITでんきプラン(再生可能エネルギー)」のみ契約可能ですが、他のスタンダートプランなどは不可能なようです。
また、前述しましたがソフトバンクでんきに申し込むためには、ソフトバンクの携帯電話か固定回線で既に契約している必要があります。
【モバイルサービス】
iPhone、スマートフォン、ケータイ、iPad、タブレット
【固定通信サービス】
SoftBank 光、SoftBank Air、Yahoo! BB ADSL、Yahoo! BB バリュープラン、SoftBank ブロードバンドADS
このため、電気だけソフトバンクで購入するという事は、今のところ不可能です。
まとめ
単身者には向きませんが、大家族なら大幅にお得なソフトバンクでんき。
ソフトバンクユーザーの方なら手続きも容易ですし、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
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