ロボット
ロボットが人間の仕事を奪う?なくなる仕事と残る仕事は何か

ロボットが人間の仕事を奪う。ニュースやネットの記事などでなんとなくそういった話を聞いて不安を感じている人もいるでしょう。
近年ではソフトバンクが感情を持ったロボット「Pepper」を発表し、ロボットのビジネス活用の幅が広がるとされています。長崎のハウステンボスに今年オープンした「変なホテル」では実際に従業員を大幅に減らし、ロボットを大胆に活用した経営を始め、話題になりました。
しかし、本当に私達の仕事はロボットに奪われてしまうのでしょうか。また、そうであれば、ロボットに奪われない仕事とはどういった仕事でしょう。情報をまとめてみました。
ロボットが仕事を奪うとはどういうこと?
そもそも「ロボットが仕事を奪う」というのは、人間が今までしていた仕事を、何らかの形で機械やコンピュータが代わりに行うことを言います。
機械が人間の代替をすること自体は、技術が進歩するのに合わせ、今まで業種業界で行われてきました。
食べ物から食器、文房具、車やPCの部品まで、人が手作業で作っていた様々なものは、今は機械によってより早く、より良い質を保った形で作ることが可能になり、手作業でものを作ることを仕事としていた人たちは、結果的に仕事を奪われていきました。
今までは、ある程度パターン化できる単純な仕事が機械に奪われ、逆に複雑な仕事は人間に残る、と考えられてきましたが、そういった考えすら危ういものとなっています。
冒頭で紹介したPepperなどがまさに代表的な例ですが、人工知能の研究やIT技術の進歩に
より、奪われるはずがないと思われていた複雑な仕事すら、ロボットに奪われる可能性が出てきています。
無くなる仕事
ロボットにより今後奪われる仕事としては、2013年にイギリス・オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授の発表した「雇用の未来」という論文に、今後の技術の進歩によって自動化されると予想される702の職種が載っています。
論文に書かれた「無くなることが予想される仕事」の一部を下記に紹介します。
- スポーツの審判
- 翻訳家
- 銀行の融資担当者
- コールセンタースタッフ
- レジ係
- ホテルの受付
- 時計修理工
- データ入力作業員
- 造園・用地管理の作業員
- 塗装工
- 検査・測定を行う作業員
- 図書館の補助員 など
今は人が行っている様々な仕事の半分は、ロボットなどの機械に取って代わることが予想されています。一覧にあるホテルの受付などは冒頭で紹介した「変なホテル」ではすでに実現しています。
残る仕事
反対に、そういったロボットに代替されにくい仕事とはどういったものなのでしょうか。オズボーン氏の論文の中では「創造的な仕事は代替されないだろう」と書いてあります。
そういった観点で、下記の様な仕事はなくならないと考えられています。
- 高い技術を持った技術開発者
- 作業療法士
- 口腔外科
- 栄養士
- 振付師
- 心理学者
- 警察と探偵
- 教員
- 営業 など
多少は複雑な業務であればロボットに代替されますが、人間ならではの創造性を活かした仕事であれば、今後も残り続けることが予想されています。
まとめ
ロボットが人間の仕事を奪うこと自体はこれまでも様々な業界で行われてきました。
それがこれからの10年、20年ではより広がっていくことは間違いないでしょう。自身のキャリアや仕事を考える際には、上記の様なことを意識してみるのもよいでしょう。
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