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今更聞けない!格安スマホと普通のスマホ、一体何が違うの?

「とにかく料金が安い!」という事で、様々な所で名前を良く耳にする「格安スマホ」ですが、どんな物か説明してと頼まれると、言葉に詰まる方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、格安スマホとは何か、普通のスマホと何が違うのか、分かりやすく解説していこうと思います。
格安スマホとは?
格安スマホ、または格安SIMとは、「仮想移動体通信事業者(MVNO)」と呼ばれる会社が、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から余っている回線を借りて、それをユーザーに提供しているサービスです。
回線をレンタルしているだけなので、電波塔や基地局の維持費が不要であり、実店舗を減らして人件費の削減などを行っているので、大手キャリアより価格を安く出来ているのです。
ただ、借り元の大手キャリアに比べると回線が細いため、通信速度の安定性に欠けるといった短所もあります。
格安スマホの料金
では実際に格安スマホと普通のスマホの料金を比べてみましょう。
格安スマホは代表として業界最安値の「DMM mobile」を、普通のスマホ(大手キャリア)は「NTTドコモ」を選択しました。
まずはデータ通信料金(パケット代)の比較です。
容量 |
DMM mobile |
NTTドコモ |
低速 |
440円 |
|
1GB |
480円 |
|
2GB |
770円 |
3,500円 |
3GB |
850円 |
|
5GB |
1,210円 |
5,000円 |
7GB |
1,860円 |
|
8GB |
1,980円 |
|
10GB |
2,190円 |
9,500円 |
15GB |
3,600円 |
12,500円 |
20GB |
4,980円 |
16,000円 |
30GB |
22,500円 |
ご覧の通り、同じデータ容量なのに3~5倍も料金が違うのです。大手キャリアで毎月の支払いに困っていた方も、格安スマホに乗り換えれば、大幅な節約が可能になります。
ただ、これはネットのデータ通信料金の話であり、電話の通話料金になると少し話が違ってきます。
DMM mobile |
NTTドコモ |
データプランに月額700円~1,000円を加算
通話料:20円/30秒 |
カケホーダイライトプラン (5分以内の国内通話無料) ・2年間の定期契約あり:1,700円 ・2年間の定期契約なし:3,200円 |
カケホーダイプラン (何時間でも国内通話無料) ・2年間の定期契約あり:2,700円 ・2年間の定期契約なし:4,200円 |
ドコモに限らず大手キャリアは電話かけ放題プランがあるのですが、DMM mobileはかけ放題プランがないため、800円前後の月額料金に加えて、30秒ごとに20円の通話料金を取られてしまいます。
そのため、70分×40円=2,800円と、毎月70分以上の電話をかける場合、大手のかけ放題プランより料金が掛かってしまうのです。
もちろん、格安スマホの中には電話に強い会社もあり、「楽天モバイル」や「DTI SIM」は5分かけ放題のオプションプラン(780円~850円)を行っています。
とはいえ、格安スマホは基本的にデータ通信料は安いが通話料金は高いので、電話を多用しない方向けのサービスと言えます。
端末の入手難度
2016年2月頃から、スマホ本体の実質0円販売が廃止されましたが、それでも大手キャリアでスマホを購入する場合、分割払いに割引が入って、実際の負担は2万円前後でスマホが手に入ります。
しかし、格安スマホは基本的に本体の割引がありません。
分割購入は出来ますし、月額料金が安いので総合すると大手キャリアよりも安くなるので、負担になるほどではないのですが、一応覚えておきましょう。
契約期間の縛り
大手キャリアは俗に言う「2年縛り」という物があり、契約は自動で更新され、2年に1度しかない更新月以外で解約すると、解約金9,500円を取られてしまいます。
2016年3月頃より、更新月が2ヶ月に延長されたため、今までよりは少し解約のタイミングを逃し難くなったものの、それでも気楽に解約や乗り換え(MNP)を出来ないままです。
大して格安スマホは通話なしのデータSIMの場合、縛りも解約金も一切ありません。
電話が使える通話SIMの場合は、1年ほどの最低利用期間と、その間に解約すると解約金9,000円前後が発生してしまうのですが、1年を過ぎればいつでも自由に解約できます。
なかには「mineo」や「イオンモバイル」など、通話SIMにも解約金がない会社もあります。
(電話番号をそのままで乗り換え(MNP)する場合に限り、料金が高くなりますが)
普通のスマホよりも気楽に解約や乗り換えが出来る、これも格安スマホの大きな魅力なのです。
サポートと安定性
料金の安さや自由度という点では、格安スマホの圧勝と言ってよいでしょう。
しかし、通信回線の安定性やサポート面は大手キャリアが上です。
前述のように、格安スマホは大手キャリアの余った回線をレンタルしているだけなので、回線の安定性や速さはどうしても大手に劣ります。
そして、人件費削減のために実店舗が極端に少ないため、何かトラブルが起きた時に、店舗に赴いてスタッフに対応して貰うという事がほぼ不可能なのです。
この辺り、駅前を少しうろつけば店舗が見つかる大手キャリアは、流石と言えるでしょう。
基本的に電話やメールでの対応となり、自分でスマホの設定を行う必要が出てくるので、機械操作が苦手な方には少し不向きと言えます。
まとめ
総合すると「安くて自由度も高いが、スマホに慣れた中級者以上向け」なのが格安スマホです。一口に格安スマホと言っても、会社によってサービスの得手不得手が違ってきますし、下調べが重要です。
ただ、上手く使えば毎月のスマホ代を格段に節約できるのは確かですから、脱スマホ初心者を目指す方は、格安スマホに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
関連記事:【MVNO比較】iPhoneが使えるおすすめの格安SIMまとめ
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これから格安SIMを始めたい方にオススメです。同時購入できる格安SIM対応端末は20種類以上と豊富です。9,800円の格安モデルから、64,800円の高性能モデルまで幅広く選べます。しかも、初期設定まで済ませてくれるので、買ったらすぐに使用可能!
他にも、通話する方にうれしい、通話料金を安く抑えられる「5分かけ放題オプション」が用意されています。楽天市場を利用している方ならポイントがたまりますので、楽天モバイルを選んでおけば損はしないでしょう。
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