ロボット
石黒浩が作ったマツコロイドの仕組みとは?声優はホリだった件

ズバリと本質を突く毒舌トークで大人気のマツコ・デラックス。彼女が自分そっくりのアンドロイド「マツコロイド」と、トークを繰り広げるバラエティー番組「マツコとマツコ」が、大人気の内に幕を下ろしました。
この本物そっくりなアンドロイドに、当初は「気持ち悪い」と気味悪がっていたマツコ本人も、回を重ねるごとに親近感を抱き、最終回では「好きよ」と優しく語りかけ、その姿に感動した視聴者も多いのではないでしょうか。
そこで、マツコロイドの誕生した経緯やその活躍を、改めて振り返ってみたいと思います。
製作者・石黒浩
株式会社電通が始めた、最新テクノロジーによるタレント開発事業「デジタレ」の第1弾としてマツコロイドは作られました。
これを本人そっくりに仕上げたのが、世界的なアンドロイド研究者である「石黒浩」教授です。
自分にそっくりのアンドロイド「ジェミノイド」の開発で、数々の功績を残してきた石黒氏。彼はジェミノイドを通す事で「人間とは何か?」という事を常に考え続けているのだそうです。
活躍の軌跡
そんな天才の手によって作られたマツコロイドは、テレビ中だけに留まらず、ファッション誌「NYLON JAPAN」の表紙を飾るなど、メディアを超えて大活躍しました。
その凄さは日本だけに留まらず、世界中の人々に広まったのです。
出典:ameblo.jp/
広告業界最大のイベント「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」の、プロモ&アクティベーション部門でブロンズ賞を獲得。
「ニューヨークフェスティバル」のブランデッドコンテンツ部門でもブロンズ賞を獲得。
「アジア太平洋国際広告祭」のメディア部門ではシルバー賞を受賞と、世界的な広告賞で次々と受賞を果たしました。
ひょっとすると、現実に存在するアンドロイドとしては、世界で一番有名な存在となったのかもしれません。
アンドロイドの中の人
これだけの活躍を遂げたマツコロイドですが、残念ながらSF映画に出てくるような、自分で考え、自分で動ける完璧な人型機械ではありません。表情や動きは遠隔操作ですし、声もスピーカーを通じて外から入力されたものにすぎません。
「でも、本人そっくりの声をどうやって?」と疑問に思うかもしれませんが、答えは簡単です。ものまね芸人として有名な「ホリ」さんが声を担当していたのです。
声の質だけでなく、軽快なトークまでマツコ本人と変わらないのは、ただ凄いの一言につきます。
つまり、マツコロイドとはマツコ・デラックス、石黒浩、ホリという三人の異才が合わさった事によって、初めて形となったアンドロイドだったのです。
まとめ
マツコロイドは完璧なロボットではありませんでしたが、だからこそ人間味が溢れ、ここまで人々を魅了したのかもしれません。番組が終わったとはいえ、彼女の活躍はまだまだ続きそうです。
後に続いてどんなアンドロイドが現れるのか、それと私達はどのように接していく事になるのか、未来に思いを馳せながらも、今はマツコロイドのさらなる跳躍を見守りましょう。
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2016年 1月 11日トラックバック:ぱふぅ家のサイバー小物
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