海外旅行中に電話をしたくなった時に、気になるのが料金です。旅行先によって異なりますが、30秒毎に34円～180円という高額料金が掛かってしまうので、おいそれと電話ができません。

そこで利用したいのが「海外WiFiレンタル」を使った「IP電話」です。WiFiでネット回線に繋げば、海外からでも格安で電話ができるのです。

海外WiFiレンタルとIP電話

海外WiFiレンタルは文字通り、海外で使えるWiFiルーターを借りられるサービスです。1日500～1,200円ほどの定額料金で、手軽に高速回線でネットが楽しめます。

出典：townwifi.com/

ただ、WiFiレンタルはあくまでネット回線に繋げるだけですから、電話回線を使った通話は行えません。

そこで登場するのがネット回線を使う電話ことIP電話です。

出典：www.seikyou.ne.jp/

通常の電話と違って電話回線を使わないので、電話料金なしで海外からも通話が可能となります。

回線の混雑時に通話品質が落ちるなどのデメリットもありますが、高額な通常の国際電話と違って無料というのは大きなメリットです。

ただし、一つ注意点がありまして、IP電話から普通の電話にかけた場合、電話回線を経由するため料金が発生してしまいます。ですので、海外に限らずIP電話を使う時は、必ずお互いにIP電話アプリを使って通話するようにしましょう。

IP電話アプリ

それでは、海外でも使える主なIP電話アプリをご紹介致します。

LINE（ライン） – 無料通話・メールアプリ

開発元:LINE Corporation

無料

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Skype

開発元:Skype Communications S.a.r.l

無料

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Messenger

開発元:Facebook, Inc.

無料

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特にLINEは国内でも日常的に使っている方が多いので、こちらを入れておくとよいでしょう。

データ容量に注意

IP電話は電話回線を使わないので無料ですが、ネット回線を使うためデータ容量を消費します。だいたい1分間に0.2～0.3MB、1時間話しても約15MB程度と、そこまで大量のデータを使うわけではありません。

とはいえ、海外WiFiレンタルは1日に使えるデータ容量に制限があるので、無計画に使っていると足りなくなる可能性もあります。

下記は主な海外WiFiレンタルのデータ容量です。

一番少ない「イモトのWiFi」の通常プランでも、1日に約8時間はIP電話を使えます。

ただ、IP電話以外にもホームページやGoogleマップを見たりと、データ容量を使うでしょうから、長電話をする予定なら大容量のサービスを選んでおいた方がよいでしょう。

まとめ

お互いにIP電話アプリを使う、無料だがデータ容量は消費するなど、細かい注意点はありますが、普通の国際電話と違って高額の通話料金を取られないのが、海外WiFiレンタルを使ったIP電話の魅力です。