ロボット
ロボットとスマホの融合!ロボット型携帯電話「RoBoHoN」とは?

2015年10月7日より開催されたエレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」にて、驚きの商品が発表されました。それは、ロボットとスマホが一つとなった、新時代の通信端末「RoBoHoN(ロボホン)」です。
開発したのは「目の付け所がシャープ」でおなじみのSHARP株式会社。人工知能によって喋って動く、SHARPらしい実に先進的なスマホです。
ロボホンのスペックは?
気になる性能に関しては、以下の通りです。
- 身長:約19.5cm
- 体重:約390g
- 通信方法:3G/LTE/Wi-Fi(802.11b/g/n)
- CPU:MSM8926 1.2GHz(4コア)
- ディスプレイ:約2.0インチ(QVGA)
- 基本機能:通話、メール、アプリ、検索、カメラ、プロジェクター、音声認識、顔認識、歩行、起き上がり
掌より少し大きいくらいのサイズで、通話やメールなど、スマホ本来の機能は全て搭載されています。特に面白いのがプロジェクター機能で、額の投影装置によって、好きな所に画像や動画を映し出せるのです。
他にも、こちらの顔を覚えてくれたり、歌や踊りで楽しませてくれたりと、ロボットだからこその機能が山盛りです。
出典:robohon.com/
Robiの兄弟
さて、このロボホンですが、どこかで見覚えがあるという方も多いでしょう。
それは勘違いではありません。何故なら、ロボホンをデザインしたのは、あの歌って踊れるロボット「Robi(ロビ)」のデザイナーでもある、高橋智隆さんだからです。
デアゴスティーニから発売され、大人気となった組み立てロボットのロビ。ロボホンはその弟であり、スマホの機能が加わった発展型なのです。
何故人型なのか?
可愛らしく見ていて飽きないロボホンですが、どうして人型ロボットに携帯電話の機能を持たせたのかと、疑問を抱いている方も多いでしょう。
その理由は「音声認識を活かすため」なのだそうです。既に数年前から標準搭載されているスマホの音声認識機能ですが、視覚に障害のある方などの役に立ってはいるものの、あまり使われてはいません。
「技術的に未熟で、認識ミスが多いから」というのが大方の理由でしょうが、それ以上に「スマホに話しかけるのが恥ずかしい」という感情があるからでしょう。
ただの四角い箱に話しかけるのは、壁に向かって独り言を呟くような虚しさがあります。
しかし、金魚やクマのぬいぐるみに対してなら、話しかけるのに精神的な抵抗はぐっと少なくなります。
だからこそ、ロボホンは可愛らしい人型の姿という、話しかけやすい=音声認識を十全に活かせるロボット・スマホとして誕生したのです。
詳しくは下記のサイト様に掲載されている、高橋智隆さんのインタビューをご覧下さい。
⇒世界初の人型ロボットスマホ『ロボホン』は次世代の情報端末となるのか? 開発者の高橋智隆さんに聞いてみた
まとめ
気になる発売日は2016年前半との事で、残念ながら価格と販路はまだ未定です。とはいえ、開発は順調に進んでいるようです。
あと一年足らずで、可愛いロボット携帯電話が我が家にも来るのかと思うと、今から待ち遠しいですね。
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コメント
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That’s a subtle way of thikning about it.