大手キャリアでAndroidスマホを買う場合、24回（2年間）の分割払いで月々の割引もつくため、手軽に購入できるというメリットがあります。

ただ、2年間の支払いを終えたのなら、格安SIMに乗り換えた方が断然お得です。実際にどのくらいお得なのか、詳しく解説致します。

料金の比較

では早速、大手キャリアと格安SIMの料金を比べてみましょう。

大手キャリアは「au」、格安SIMはau回線の「mineo（Aプラン）」を選ばせて頂きました。

条件は両社とも「電話は5分かけ放題」「毎月のデータ容量は5GB」としています。

mineoの方が月額3,960円も安く、auの半額以下という結果になりました。1年間で47,520円も違いますから、かなり大きな差です。

大手キャリアは端末を月々割引で安く買える分、通常の料金が割高になっている所もあるため、端末料金を払い終わった後なら、格安SIMの方が断然安く済むのです。

2年縛りと解約金

「じゃあ早速、格安SIMに乗り換えよう！」と思ったかもしれませんが、大手キャリアには「2年縛り」がある事を忘れてはいけません。

出典：www.au.com/

2年単位で契約が自動で更新され、2年毎に訪れる2ヶ月間の更新期間以外で解約すると、契約解除料9,500円を取られてしまいます。

ですので、できればAndroidスマホの分割払いも丁度終わる、契約から2年後の更新月に解約するようにしましょう。

ただ、前述のように格安SIMなら毎月の料金が3,000円以上も安くできます。3ヶ月程度で契約解除料の分も回収できますから、更新月でなくとも早めに乗り換えた方が結局はお得です。

SIMロックについて

ただ、大手キャリアで購入したAndroidスマホを格安SIMでも使う場合、SIMロックに注意しなければなりません。

例えばauで購入したAndroidスマホは、そのままでもau回線の格安SIMである「mineo」では使えますが、ドコモ回線の「楽天モバイル」では使えないからです。

ただ、2015年4月以降発売の機種ならSIMロック解除が可能となっています。

出典：mobile.rakuten.co.jp

SIMロックを解除すればどのキャリア回線でも使えるようになるので、好きなサービスを選ぶ事ができます。各キャリアショップに持ち込めば手数料3,000円で解除してくれますし、各キャリアのマイページから無料で行う事も可能です。

⇒SIMロック解除の手続き｜ドコモ

⇒SIMロック解除のお手続き｜au

⇒SIMロック解除をする場合、手続き方法を教えてください。｜サポート｜ソフトバンク

まとめ

大手キャリアの方が通信速度が安定しているので、混雑時でも快適にゲームや動画を楽しむなら、料金が高くても使い続けるも良いでしょう。

ただ、料金の節約を第一に考えるのなら、端末の分割払いが終わった後は、思い切って格安SIMに乗り換えるのをおすすめ致します。