電子書籍
どれで読む?電子書籍リーダー端末を選ぶコツとオススメ機種

何千冊でも持ち歩けて、なにより収納スペースを取らない電子書籍。今ではすっかり普及して、もう紙の本を買うのを止めたという方も、かなり増えてきたのではないでしょうか。
さて、そんな電子書籍生活を始めようと思った時、問題なのが「どの端末で読めばいいのか?」というもの。
専用端末にすべきか、いっそタブレットPCを買うべきか。どちらが良いのか分らず、悩んでしまいがちです。
ですが、その答えは実のところ簡単です。貴方が電子書籍で何を、どのくらい読むのか?それによって答えは決まります。
小説や漫画など「白黒の文字を長時間読む」のならば専用端末。雑誌や写真集など「カラーの絵を短時間見る」のならばタブレットPCにするべきです。
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専用端末の特徴
何故かと理由を説明するためには、まず専用端末の特徴を知らねばなりません。
Amazonの「Kindle」、楽天の「kobo」といった電子書籍リーダーは、液晶画面のスマホやタブレットPCと違い、「EInk」という技術を使った「電子ペーパー」という表示形式をとっています。
これはマイクロカプセルに入った白と黒の粒子を、磁力の力で入れ替える事で、画面にインクで描いたかのように、文字や絵を映し出す技術です。
難しそうに思えますが、ようは玩具のお絵かきボードを進化させた物です。
これの何が良いのかと言うと、スマホ等の液晶画面の場合、画面が直接光を放っているため、それを受ける目にかなり負担が掛かってしまいます。最近よく聞く「ブルーライト」による疲れ目などの事ですね。
対する電子ペーパーは、文字が直接光っている訳ではないので、太陽や照明の反射光で読む事になります。これは紙の本を読むのと同じですから、目が疲れにくいのです。
専用端末の欠点
この「疲れず長時間の読書が可能」という点が、専用端末を使う最大の利点です。
他には、読書専用で余計な機能が無いので、タブレットPCより遥かに安い、バッテリーが長持ちするといった点も上げられます。
ただ、欠点もあります。EInkの特性上「白黒しか描画できない」のです。カラーが主体の雑誌や写真集、図鑑などは全滅ですし、漫画やライトノベルの表紙なども、全て白黒でしか見られません。
カラー表示が可能な専用端末もありますが、それは液晶画面を使っているだけなので、読んでも疲れないという、電子ペーパーの特徴はありません。
それならば、少し値段は上がりますが、パソコンとしてネットやアプリも使える、タブレットPCを買った方が便利でしょう。
これが最初に言った「白黒を長時間読むなら専用端末」、「カラーを短時間見るならタブレットPC」を選ぶべきという理由です。
売り場から選択
また、専用端末の欠点として「特定のストアでしか本を買えない」というのもあります。KindleならAmazonストア、koboなら楽天ブックスでしか買えません。当然と言えば当然の話ですが。
一応、パソコンを経由すれば、他のストアで買った電子書籍や、自分で電子化したPDFファイルも読めますが、最初から複数のストアで買い物が出来て、幾つでも専用アプリで読めるタブレットPCに比べると、どうしても手間が掛かります。
「アマゾンor楽天でしか買ってない」という方は専用端末。
「既に色々な所で買っている」という方はタブレットPCと、売り場から機種を決めるのもよいでしょう。
機種紹介
ここからは、専用端末とタブレットPCの中から、オススメの物をご紹介致します。
○Kindle Voyage Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル、電子書籍リーダー
Amazonで買った本を読むならば、この専用電子書籍リーダーがオススメです。
300ppiの高解像度ディスプレイや、暗い所でも読めるフロントライトなども魅力ですが、最大の特徴は両脇にある「ページめくりボタン」です。
これを押すだけでページがめくれるので、画面のタップやスワイプといった、意外と疲れる動作が不要ですし、片手でも楽に読めます。
○kobo aura H2O
楽天ブックス専用の電子書籍リーダーですが、面白いのは完全防水な点。お風呂に入って長時間読んだりしても壊れません。
解像度も1430 x 1080(265 dpi)と大きく、暗がりで読めるフロントライトも内蔵されています。
○iPad Pro
価格:約97,000円(予定)
2015年11月発売予定のiPad最新モデルです。タブレットPCの代名詞的な存在であるiPadだけあり、その性能は折り紙付きです。
文字入力がとても楽になる「Smart Keyboard」や、筆圧や傾きまで検知してくれて、絵を描くのがとても楽しくなる「Apple Pencil」など、オプションも満載です。
○Surface Pro 4 – 128GB / Intel Core m3
価格:134,784円
iPad Proに対抗して、11月12日に発売されるMicrosoftのタブレットPC「Surface」シリーズの最新機種です。
本体カバーにもなる「Surfaceキーボード」、筆圧感知の「Surface ペン」は今回も健在です。
Windowsパソコンに慣れているのなら、iPad よりこちらの方が扱いやすいでしょう。
まとめ
著作権の切れた過去の名作を読める青空文庫などもあり、電子書籍を読む機会はどんどん増えてきています。
だからこそ、自分の趣味や読書時間に合わせて、最適な端末を選びたいですね。
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